結婚祝いのお返しについて
内祝いの時期について
結婚祝いのお返しは挙式前にいただいても、式が終わって落ち着いてからします。式後「1ヶ月以内」を目安にするといいでしょう。
内祝いの金額の相場について
お返しの金額は「半返し」が一般的です。
後輩など目下の人からの祝いのお返しは「同額程度」というのが決まりです。
内祝いにおすすめな品物について
お返しは、贈り物にたいするお礼です。披露宴の引き出物とは違い、記念になるような品物は避け、縁起物の食品、タオルや石鹸など、実用品を選ぶのが一般的です。
【お返しの品の例】カタログギフト、テーブルクロス、タオルケット、和食器、ワイングラス、ペアカップなど
職場への品物(お菓子など)について
勤務先の職場の部や課でまとめていただいたお祝いへは、「新婚旅行みやげのお菓子」などで返しを済ませます。
内祝いののしの書き方について
水引:紅白の結びきり
のし:あり
表書き/上書き(披露宴に出席しなかった人へ):「内祝い」など
表書き/上書き(披露宴に出席した人へ):「御礼」「お礼」「内祝い」など
表書き/姓名:上書きよりやや小さめのフルネーム
内祝いのお礼状のマナーについて
披露宴に出席しなかった相手へは、結婚式の報告もかねてお礼状を送ります。配偶者を知らない相手であれば、簡単に紹介も。
新生活のようすに触れるとほのぼのとした感じになります。贈り物に対するお礼がメインですが、今後の付き合いへのお願いもかねた内容にします。
内祝いのお礼状:友達への文例について
お祝いの品、とてもうれしく受け取りました。
ペアのエプロンなんて、共働きの我が家にぴったり、主人(本間のことです)は複雑な表情をしていますが、とにかくふたりで着てみたのが、同封の写真です。どうです?主人は喫茶店のマスターみたいだと言っていますが、まんざらでもないようです。この調子でどんどん家事を手伝ってくれると嬉しいのですが・・・。
慣れない土地で大変だと思いますが、恵子のことなのできっと現地の方と仲良く暮らしていることと思います。そちらでも手に入るものでしょうが、内祝いの品に代えて、ささやかな日本食をお送りします。どうぞご主人とお召し上がりください。くれぐれもお身体を大切に。
まずはお礼とご報告まで。
本間幸子
「贈答のルールとお金の事典」より