結婚式の受付係の人数について
受付係の依頼のタイミングについて
結婚式の招待状の返事が揃ったら、席次表を作成するのですが、その際に「受付係」など披露宴で手伝いをしてもらうスタッフを依頼します。
スタッフには親しい友人や、親戚の中から選ぶのがよろしいでしょう。
マナーについて
結婚式の進行には、多くの世話役が必要です。特に受付は両家の代表の立場。二人に喜んでもらえるよう対応します。
新郎新婦、双方の両親に代わって招待客を迎える立場にあることから、失礼のないよう、晴れの日にふさわしい態度で役目を果たしましょう。
受付係の人数について
受付係は、新郎新婦の側から1~2名ずつ選ばれるのが普通です。一般には、披露宴の受付係を担当しますが、教会での挙式の場合は式の受付係も必要になります。
事前に両家から招待客の名簿を預かり、失礼のないよう、十分に打ち合わせをしておきます。
また、招待客から預かったお金を、最終的にだれに渡すのかを確認しておきましょう。
服装について
ドレスやスーツなど、一般の招待客以上にきちんとした服装をします。
当日の動き:時間について
当日は早めに会場に入り、途中で席をはずさないためにも、トイレや化粧を念入りにすませておきます。
また、受付で尋ねられることの多いクロークやトイレ、衣装室、控室などの場所も、きちんと把握しておきましょう。
開宴の「1時間前」には芳名帳、筆記用具、席次表を用意して受付につきます。
当日の動き:受付開始前について
受付が始まったら芳名帳と名簿を照合し、受付のすんだ人に印をつけますが、あらかじめ出席者名簿に目を通しておくと、作業がスムーズになります。
また、欠席や遅刻がわかっている人は、事前に主催者に確認します。
当日の動き:挨拶について
招待客がみえたら立ってあいさつし、まず一礼。祝福の言葉を受けたら、「ありがとうございます」と丁寧にあいさつして、記帳をお願いします。
当日の動き:ご祝儀袋について
祝儀袋は必ず両手で受け取り、名前を確認して名簿に○印をつけます。万一、袋に名前が書かれていない場合は、芳名帳で名前を確認し「恐れ入りますが、○○様でいらっしゃいますね」と確認する。それでも相手が気づかない場合は、「お名前をご記入いただけますでしょうか」と記帳をお願いしてもよい。
なお、ご祝儀は複数の人で管理し、受付に人が誰もいないということがないようにすることが鉄則です。
それから席札を渡し、「控室はあちらです」と案内し、開宴まで待っていただきます。
また、取り次ぐ必要のある人が来たら、直接両親や親族に紹介します。
当日の動き:受付終了について
全員の受付がすんだら、預かったお祝い金を整理し、会計係の人に渡します。
なお、開宴に間に合わない招待客がいた場合、開宴して5分くらいはひとりが受付に残って待機します。
ただし、それ以降は会場スタッフにまかせて、タイミングを見はからいながら目立たないように着席します。
「冠婚葬祭とおつきあい」より
「冠婚葬祭シンプルマナーの正解」より