結婚式の男性の服装について
服装のマナーについて
男性の和の礼装は紋つき羽織袴ですが、これは通常、新郎か両家の父親、媒酌人が着るもの。招待客は洋装にするのが一般的です。
洋装では、女性の場合と同様に、自分の立場や披露宴の行なわれる時間帯によって、装いを変える必要があります。
一般の招待客なら、昼はディレクターズスーツ、夜はタキシードの準礼装にするのが正式。
とはいえ、かなりあらたまった披露宴でないかぎり、昼夜どちらでも着用できるブラックスーツかダークスーツの略礼装でも充分祝福の気持ちはあらわせます。
これらは、小物を替えれば慶弔の区別なく着られるので重宝します。
シャツ、ネクタイ、アイテムのマナーについて
礼装の種類や披露宴の時間帯によって、シャツやベスト、ネクタイ、チーフなど小物類の合わせ方も決まってきます。
昼夜兼用のブラックスーツなら、レギュラーカラーかウイングカラーのシャツに、シルバーグレーのネクタイ。
夜は黒の蝶ネクタイにしても。ベストは上着と共布かグレー、白絹のポケットチーフを飾ります。
アクセサリーを着けるなら、昼は光らないもの、夜はメタリックなど光沢のあるものを。
ブラックタイ着用=タキシード着用について
招待状に“ブラックタイ着用”とあれば、これは単にタイを指定しているわけでなく“タキシード着用”という意味になります。ブラックタイとは、タキシードに合わせる黒のボウタイ(蝶ネクタイ)のことだからです。
色ボウタイを合わせるカラータキシードは、略礼装になります。
また“平服で”という指定がある場合は、ダークスーツが適当です。カジュアルすぎるものは避けましょう。
スーツのマナーについて
☆男性一般招待客の洋装:準礼装・「昼」について
ディレクターズスーツ:モーニングコートの略装、黒やダークグレーなどの上着にモーニング用のズボン
ポイント:白のレギュラーかウイングカラーのシャツ
ポイント:白黒の縞かシルバーグレーのネクタイ
ポイント:上着と共布かグレーのベスト
ポイント:白麻のポケットチーフをスリーピークスに。
☆男性一般招待客の洋装:準礼装・「夜」について
タキシード:テールコートの略装、黒のひとつボタンの上着に、側章1本つきのズボン
ポイント:白のレギュラーかウイングカラーで、プリーツなどのついたドレスシャツ
ポイント:黒の蝶ネクタイ
ポイント:カマーバンド(幅広の腰帯)着用
ポイント:白絹のポケットチーフをクラッシュド・スタイルなどに
☆男性一般招待客の洋装:略礼装・「昼」と「夜」について
ブラックスーツ:黒の上着と同布のズボン
ポイント:白のレギュラーかウイングカラーのシャツ
ポイント:シルバーグレーのネクタイ、夜は蝶ネクタイにしてもよい
ポイント:白絹のポケットチーフをアイビー・フォールドなどに
☆男性一般招待客の洋装:略礼装・「昼」と「夜」について
ダークスーツ:ダークグレー、濃紺のスーツ
ポイント:白のワイシャツ
ポイント:シルバーグレーや縞のネクタイ
ポイント:白絹のポケットチーフをアイビー・フォールドなどに
「冠婚葬祭マナーの便利帖」より