親友からの結婚式のスピーチについて
新郎の友人からの挨拶の例文について
ポイント:子どものころから変わらない人柄を紹介し、「子どもの純真さそのまま」と展開させると、話のまとまりがよくなります。
本日はご結婚おめでとうございます。私は、新郎・横山清司君とは幼稚園から高校まで一緒という長いつきあいです。いまだに、子ども時代のまま「きーちゃん」と呼び、親しくさせていただいております。
きーちゃんほど変わらない男も珍しいかもしれません。子どものころはわんぱくで、冒険ごっこや虫捕りなど、おもしろそうな遊びの中心には、いつもきーちゃんがいました。そして、現在も職場では明るく中心的な存在のようですね。「やんちゃ坊主をそのまま大人にしたような」という表現がありますが、きーちゃんはそれを地で行っているようです。
信世さん。彼が、子どもの純真さをそのまま持ち続けている男であることは、20年以上のつきあいの僕が保証します。
どうかいつまでも仲良く、幸せな家庭を築いてください。本日はおめでとうございました。
新郎の友人からの挨拶の例文について
ポイント:スポーツで培った友情は強いものです。プレーヤーは新郎新婦のふたり、自分は応援団長に、とあたたかいエールを送ります。
遠藤くん、愛美さん、ご結婚おめでとうございます。○○高校で遠藤くんと一緒だった坂本と申します。遠藤くんとは同じクラスになったことはないのですが、野球部の部活ともに汗を流した仲間です。
○○高校の野球部といえば、昨年は初の甲子園出場を果たしました。私どもの時代には考えられなかった快挙です。
遠藤くんと私はOBとしてたまに練習を見に行くのですが、公立ですので、選手も設備も環境も恵まれているとはいえません。グラウンドもサッカー部と共有です。そんな条件のもと、後輩たちは心を一つにして知恵と工夫で、夢を叶えてくれました。
結婚生活でも、いつもいい条件が整っているとは限らないでしょう。しかし、おふたりの心を一つに、力を合わせて夢を叶えてほしいと願っています。応援団長は、僕が引き受けます。どうぞいつまでもお幸せに。
新婦の友人からの挨拶の例文について
ポイント:妻が家庭を守るという考え方には異論もあるでしょうが、自分で望んで専業主婦になる新婦には、応援のエールを送ります。
佳恵さん、春野さん、ご結婚おめでとうございます。佳恵さんとは、小学校からずっと親しくさせていただいている林と申します。
先日、12年ぶりに小学校の卒業文集を眺めました。将来の夢のコーナーには、男子はスポーツ選手やテレビゲーム開発者、女子はケーキ屋さんや学校の先生など、子どもらしい夢が並んでいました。
当時の佳恵さんの夢、覚えていますか?「お嫁さん」と書いてありました。佳恵さんは、子どものころから料理や手芸などが得意でしたものね。
結婚しても仕事を続ける女性が多く、それはそれで素敵なことですが、主婦業もやりがいのある立派な仕事だと私は思います。
子どものころからの夢をかなえた佳恵さん。哲夫さんが心からくつろいで、仕事へのエネルギーを養える、あたたかい家庭をつくってくださいね。ほんとうにおめでとうございました。
新婦の友人からの挨拶の例文について
ポイント:相手の家に遊びに行ったことがある場合には、そのエピソードを話すと、列席している両親や親族にも喜ばれます。
千葉さん、英代さん、おめでとうございます。英代さんの白無垢姿、とてもお似合いですね。私は、英代さんと同じ高校で学んだ、佐伯と申します。
英代さんとは実家が近いこともあり、放課後によくお宅にお邪魔しました。
お母様が、いつも、あのにこやかな笑顔で迎えてくださり、手作りのケーキ屋プリンをいただくのを楽しみにしていたものです。英代さんは学校でのことなど、お母様に楽しそうに報告され、理想の家庭というのはこういう生活のことをいうのだろうなと思っておりました。
ご両親の愛情をいっぱいに受けて育った英代さんは、人を愛する心も、広く豊かでしょう。千葉さんと一緒に、愛情あふれるご家庭を築いてください。落ち着かれましたら、高校時代のようにお邪魔します。おふたりの幸せを、ちょっぴりおすそ分けしてくださいね。どうぞ末永くお幸せに。
「短いスピーチあいさつ実例大事典」より