結婚式の余興について
余興とは
スピーチだけでは堅くなりがちな披露宴に華を添えるのが、歌や楽器演奏、隠し芸などの余興です。頼まれたら快く引き受けて、宴を盛り上げるお手伝いをしましょう。
以来のときに「一曲歌って」「ピアノを弾いて」などのリクエストがあれば、それに応え、新郎・新婦の思い出の曲や皆が口ずさめるような曲を披露します。
とくに要望がないときは、踊りや手品などの隠し芸、クイズやスライドなど、参加者全員が楽しめるような出し物を考えます。若い人や仲間内にしかわからないような内容や、下品な出し物は控えましょう。
演出のマナーについて
ただし、長すぎる余興は禁物です。どんなに盛り上がっていてもスピーチ同様、3分程度をめやすに引き上げるほうが効果的です。また、その場で準備に時間がかかる出し物も避けるようにします。始める前には「おめでとう」のひと言を添えるのを忘れずに。
ひとりで演じるのが心細いときは、何人かでいっしょにおこなうとよいでしょう。グループでおこなう場合は、事前に進行役に誰と何を披露するのかを伝えておき、お祝いのあいさつをする人、開始の合図をする人など、それぞれの役割を決めて、スムーズに進行できるようにします。
事前の準備と練習について
指名を受けたら、恥ずかしがらずに堂々と、自信をもっておこないましょう。必要以上に恥ずかしがったり、尻込みをしたりすると、場がしらけてしまいます。
落ち着いて披露するためにも、事前の練習を怠りなく。たとえ歌い慣れた歌や得意な芸でも、必ず練習をして、小道具など必要なものがあれば早めに、用意しましょう。
とくにグループでおこなう場合は、しっかりとした打ち合わせと練習が必要です。一度は全員で集まって本番通りに練習し、時間をチェックしておきましょう。
おすすめのネタについて
楽器の演奏:新郎新婦のリクエスト曲や思い出の曲を演奏すると感動的
曲の合唱:みんなが口ずさめるような曲や、ふたりにちなんだ替え歌など
ダンス:日舞、フラメンコ、ヒップホップほか。ウケても長引かせないこと。踊るスペースがどの程度あるか事前にチェックを。
マジック:腕に自信があるなら、だれでも楽しめるので盛り上がるよい余興
ゲーム・クイズなど:新郎新婦に答えてもらう心理ゲームや、ふたりに関するクイズなど。しっかり準備しておけば、楽しい出し物に。
「冠婚葬祭とマナーの基本事典」より
「冠婚葬祭マナーの便利帖」より